大中です。
セミナーや講座の集客をする際に重要なポイントはいくつかあります。
発信媒体を持っていること
セールスファネルが作れていること
コンテンツがあること
などなどありますが、最も大切なものは”コンセプト”です。
ここでは、コンセプトの重要性や簡単な作り方について解説します。
コンセプト
セミナーや講座を開催する際に最も大切なのが、“コンセプト”。
このコンセプトがわかりやすいかどうかがすべてを決める。
そう言っても過言ではないほど、わかりやすいコンセプトを打ち出せるかどうかが大事です。
例えば
・無名でも出版できる
・高単価で長期の顧問契約が受注できる
・5名集めるだけで契約が受注できるセミナーを作れる
などは、コンセプトがとてもわかりやすい。
コンセプトがわかりやすいと、いろんな面で有利です。
プロモーションをおこなうときのメッセージも伝わりやすいし
ランディングページの成約率も上がります。
当然説明会への集客もしやすいし、コンセプトで謳っている結果が欲しい人が集まるので、反応もよくなる。
コンセプトがわかりにくい、難解なものだと、メッセージも伝わりにくいし、こちらが意図していない目的を持った人が説明会に参加したりします。そうなると当然成約率が悪くなるし、手間がとてもかかる。
コンセプトはわかりやすいものにする。
これが極めて大事です。
だれがどうなるか
コンセプトを考える際の基本は、“だれが”“どうなるか”です。
これをまずシンプルにすることが大事です。
どんな方を受講生にしたいか。
そしてその受講生がどう変化するか。
ここをシンプルに表現しましょう。
コンセプトを考える際の基本は、“だれが”“どうなるか”。
それを決めるためには、お客さんが抱えている問題を把握する必要があります。
言い換えると、“お客さんがなにに困っているか”を知るということ。
お客さんはなんらかの悩みを持っていて、それを解消したいからこそ商品やサービスを購入します。
その悩みが重ければ重いほど解消したいという欲求は強く、解決のために行動する動機は強くなります。
一方、軽い悩みだったら解決の欲求は後回しになっていきます。
見た感じ太っている人がいたとして、その人が太っていることでなんらかの不利益を被っていて悩んでいるのであれば、太っていることはその人にとって困っていることになります。
しかし、客観的に見ると太っていても、本人が悩んでいない・気にしていないのであればそれはその人にとって困っていることではありません。
また、たしかに太っていて困ったことはあるけど、困っていることの中では10番目くらいだとしたなら、太っていることを解決するために動く動機は弱い。
講座の受講生のペルソナ(顧客像)を決める時、属性(職業や年齢、性別)で決めることが多い。ただ、その場合は困っていることがばらばらで、メッセージが伝わりにくい。
ざっくりとしたペルソナを決めるのはいいですが、それよりも“なにに困っているか。夜も眠れないくらいに悩んでいることはなにか”を把握しましょう。そして「こんなことに困ってますよね。それを解消できます・こんなふうになれます」と投げかけることで、あなたの講座に関心を持ちやすくなりますし、あなたのメッセージが届きやすくなります。
共感される大義名分はあるか
どんなお困りごとをもっている人が、その講座を受講することでどんな変化をするか。
これをシンプルにお伝えすることが大事です。
それに付随して、“では、なぜあなたがそれをやるのか”を伝える必要があります。
それが「大義名分」です。
コンセプトがシンプルでわかりやすいものだったら、集客はしやすくなります。
ただ、講座ってそんなに安いものではないですし、講座を受けたら変化できそうなのはわかっても、受講に二の足を踏む人もいます。
その際に背中を押す役割を果たすのが、大義名分です。
あなたがなぜその講座を開催するのか。
どんな背景があって仕事をしていて、ノウハウをみんなに伝えたいと思うようになったのか。
どんな想いを持って仕事をしているのか。
あなたが講座をやる大義名分を、説明会のときだけではなく、最初から全工程でお伝えする。
わかりやすいコンセプトは、顧客の欲に訴えかけますが
大義名分は、顧客の情に訴えかけます。
両方があることで、集客もしやすくなりますし、あなたのファンも作りやすくなります。
とくに大義名分に共感してくれた人は、講座の後もずっと応援してくれたりします。
ぜひ作ってみてください。
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ビジネス・プロデューサー
ビジネス書作家
大阪大学を卒業後、高校の歴史教師に。その後コンサルタントとして独立。
コンサルタントやセミナー講師、士業やセラピスト、スクール運営者など、専門的な知識や技術を顧客に提供する事業者のサポートを一貫して行い、200名以上のコンサルティング、セミナー開催300回・1000名参加の実績を持つ。なかでもコンテンツを用いた連続講座・スクールの開催サポートを得意とし、サポートした顧客は高額講座が一週間で満席・顧客増、出版・TV出演などの成果を挙げている。
自身でも連続講座を複数回開催し、中長期的に成長するビジネスモデルを構築している。