ノウハウや知識を持っている人は、コンテンツを作って販売するのがおすすめです。
ノウハウをノウハウのままにしていると、再現性を持って売ることができないので、どうしても顧客ごとに合わせて提供する労働集約的な働き方になってしまいます。
ノウハウや知識はコンテンツにしてはじめて再現性を持って、広く売ることができます。
ただ、コンテンツを作ったら売れるというものでもない。
当然、マーケティングが必要で、販売に至るマーケティングの設計図を描かなければいけません。
設計図を描こう
家を建てるときにいきなり工事を始めることがないように、マーケティングもまずは設計図から。
マーケティングというとどのSNSがいいかとかプロダクトローンチがどうだとかの手段・手法の話から入りがちですが、設計図次第ではSNSよりコンテンツSEOのほうが有効な場合もあります。
手段や手法といった戦術を考える前に、どんな顧客に対して情報を発信しどのように行動してもらうか、その導線をどうするかの戦略を考えて設計しましょう。
理想の顧客を創造できる設計図を描く
マーケティングの設計図を描く際にもっとも重要なのは、“理想の顧客”を顧客化するための設計図にすることです。
いろんな方に顧客になってほしい、可能性を広げたいと言って、顧客対象を広げるのはNGです。この人を救いたい、この人のためにサービスを提供したい。そういう人にあなたが作ったコンテンツから作り上げた商品・サービスを提供するためには、どんな設計図を描けばよいのか。そこに集中します。
あなたにとっての理想の顧客が高齢の方でインターネットが苦手な方であれば、まだテレビやニュースレターなどを組み込んだ設計図を描くほうがいいかもしれません。
オンラインをメインとするのは同じでも、スマホしか持たない方があなたの理想の顧客なら、メールよりLINEを主にした設計図を描くのがいいかもしれません。
理想の顧客を決めないままにマーケティングの設計図を書いたら、誰にも喜んでもらえない、その他大勢の一人になってしまいます。まず、自分にとっての理想の顧客を決めることが大事です。
最初はシンプルに
マーケティングを始めると多くの人がハマりがちな罠が、複雑になることです。
いまはいろんなノウハウや方法論が溢れています。SNSを眺めていると、「最新の集客方法」「簡単にできる顧客獲得方法」などの言葉が踊っています。早く成果を出したくて、それらを次々と試したくなる、その気持は良くわかります。勉強熱心であればあるほど、「もっとこうしたらいいんじゃないか」「これはもっといいやり方があるんじゃないか」と考え、次々に新たなノウハウを手に入れようとしたりします。そのこと自体は褒められこそすれ貶められるべきことではありませんが、それをやるタイミングは考えないといけません。
まずは、シンプルな設計図を描くことがスタートです。
顧客化から逆算して、たとえば個別相談 ← セミナー ← メルマガといったシンプルな一本の図を描く。これを基本において、まずはこの流れで顧客を作れるように力を尽くす。その流れが動き始めたらそれを強化するためにノウハウを取り入れたり他の流れを作ったりする。
この手順が、結果として大きな結果を出すことに繋がります。
複雑さは、力を分散させます。
分散した力では、結果が出るまでに時間がかかります。
一つの流れに集中して、いち早く結果を出す。その結果をより大きなものにするために、徐々に複雑を増していく。
これが王道です。
まとめ
せっかく作り上げたコンテンツも商品化しなければ売れません。
※コンテンツを商品化する方法についてはこちら
そして商品を作っても、マーケティングの仕組みを作っていなければ、販売がいきあたりばったりになってしまいます。
シンプルでいいのでマーケティングの仕組みを作り、あなたのコンテンツを必要な人に届けて差し上げましょう。
これまでの経験やノウハウを生かしてコンテンツを作り販売していく方法を、メールセミナーで解説しています。
ぜひお読みいただければ。
ビジネス・プロデューサー
ビジネス書作家
大阪大学を卒業後、高校の歴史教師に。その後コンサルタントとして独立。
コンサルタントやセミナー講師、士業やセラピスト、スクール運営者など、専門的な知識や技術を顧客に提供する事業者のサポートを一貫して行い、200名以上のコンサルティング、セミナー開催300回・1000名参加の実績を持つ。なかでもコンテンツを用いた連続講座・スクールの開催サポートを得意とし、サポートした顧客は高額講座が一週間で満席・顧客増、出版・TV出演などの成果を挙げている。
自身でも連続講座を複数回開催し、中長期的に成長するビジネスモデルを構築している。